夏バテは食事で栄養を摂って解消し対策をとりましょう

公開日:  最終更新日:2015/05/20

毎年、夏がだんだん暑くなっていると感じませんか。
こう暑くちゃ、夏バテになりますよね。

夏バテでだるくなると、食欲もなくなり、ますます夏バテになります。
食事の面から、夏バテを解消し、夏バテの対策はないか。
紹介しますね。

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夏バテに効く食事の栄養素は

夏バテでだるさを感じるのは、夏の暑さが原因です。(明快ですね)
暑いと、多量の汗をかきます。汗をかくと水分を摂ります。この水分を摂り過ぎると、胃液が薄まって胃の機能が低下します。

その結果、食欲不振や栄養不足になり、だるさを感じるようになります。
また、暑さで夜眠れなくなると、睡眠不足に陥り、疲労感が残るようになります。

冷房が原因で夏バテになることもあります。
冷房の効き過ぎによる体の冷え、さらに外気との大きな温度差に体がついていけなくなり、自律神経が失調状態になり、だるさが起こります。

この夏バテを栄養面で考えると、次のような成分が夏バテに影響します。

ビタミンB1
気温が15度から35度に上昇すると、体内で消費されるビタミンB1が3倍になるといわれます。
ビタミンB1が不足すると、疲労物質である乳酸がたまりだるさや疲労感を感じるようになります。

ナイアシン
ナイアシンは、ビタミンB1、B2と同じ働きをします。
このナイアシンが不足すると、慢性的な疲労感や軽いうつ病を誘発するようになります。

クエン酸
クエン酸は、疲労の原因である乳酸の排出を促す働きがあります。

ビタミンC
夏はストレスがたまりやすい季節です。
ストレスから胃腸の働きが弱くなり、自律神経の不調につながります。
自律神経の不調が夏バテを促進するといわれています。
ビタミンCは、人間のストレスへの耐性を高めてくれます。

これらの栄養素が不足すると、夏バテ(疲労)するということになります。

夏バテは食事で解消しよう

夏バテを解消するためには、食事面から見ると、ビタミンB1、ナイアシン、クエン酸、ビタミンCが含まれている食材をバランスよく摂ればいいわけです。

では、どのような食品がよいのでしょうか。

ビタミンB1を多く含む食品としては、うなぎ、豚肉、鯛、ぶり、大豆、モロヘイヤ、玄米、ほうれん草、ごまなどがあります。

ナイアシンは、豚レバー、たらこ、ぶり、あじ、鯖などに多く含まれています。

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クエン酸は、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干し、酢、ゆずなどに多く含まれています。

ビタミンCは、トマト、ゴーヤ、アスパラガス、かぼちゃ、枝豆、モロヘイヤなどに多く含まれています。

これらを摂ることにより、疲労回復のお手伝いをすることになります。

夏バテは食事で対策を

では、日頃からどういう食事を摂ればいいでしょうか。
ビタミンB1、ナイアシン、クエン酸、ビタミンCをバランスよく配合した料理を作って食べることです。

ではどんなメニューがいいでしょうか。

・豚しゃぶ
・レバニラ炒め
・卵とたまねぎのうな丼
・豆腐の肉あんかけ
・豚肉のレモン和え
・酢の物
・かぼちゃのスープ
・トマトとグリーンアスパラのサラダ
・ゴーヤと豚肉のチャンプル
・野菜カレー
・豚肉のしょうが焼き
・夏の定番、そうめんには、ゆでた豚肉、紫蘇、きゅうり、海苔などをトッピングする

など、夏バテに効く食材をバランスよく混ぜた料理がいいです。

食欲がなくても、1日3食を心がけましょう。
胃に負担のかからない消化のよい良質のたんぱく質(卵、豚肉、魚、牛乳など)、ビタミン(野菜、果物など)、ミネラル(牛乳、海藻など)をバランスよくメニューに摂り入れましょう。

夏バテは食事から

それから、夏バテ対策として気を付けることは、
生姜、わさび、こしょうなどの香辛料、紫蘇、みょうが、ねぎなどの香味野菜は、食欲を増進させますのでうまく使いましょう。

冷たいものを摂りすぎないように。
摂りすぎると、胃腸を壊したり、食欲がなくなります。

納豆、山芋、オクラなどのいわゆるネバネバ食材は、ムチンという成分が含まれているので、鼻や胃腸などの粘膜を保護する働きがあります。

スイカ、トマト、きゅうりにはイスクエルシトリという利尿作用のある成分が含まれています。
体内の余分な水分や熱を排出する作用があります。

夏は汗となって水分が失われますので水分の補給はお忘れなく。
冷たいジュースやビールは、胃腸の働きを弱め、夏バテを促進しますので注意が必要です。

また、規則正しい生活(これが暑いと不規則になりがちです)と適度な運動(これも暑いとついおっくうになります)を心がける必要があります。
規則正しい生活と適度な運動、睡眠を十分取ることですね。

とにかく暑い夏は、
夏バテに効く食材、栄養ある料理を食べて、しっかり睡眠をとって、食欲の回復に努め、夏バテを乗り切りましょう。

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